· 

「物語三昧」オフイベント開催! ダメ人間について講演をするよ!

■「プロジェクト物語三昧」オフイベント開催!■


 このサイトではすでに一部、情報を出していましたが、正式に告知です。8月18日にプロジェクト物語三昧のオフイベントを開催します。

 

https://eventon.jp/14132/

 

 前回と同じくぼくとペトロニウスさん、LDさんによる講演と、それからラジオの公開放送を行う予定です。

 

 朝から始めて夕方まで延々と参加して、お昼にはお寿司も出て2000円という驚異的に安い(というかほとんど実費オンリーの)イベントなので、皆さん、ぜひぜひご参加ください。

 

 直接に顔を合わせて知りあいになっておくと、いろいろと楽しめますよ!

 

 さらに同人誌も持っていく予定なので、コミケに参加できないという方はここでお買い求めになっても良いかも。楽しいイベントになるといいなあと思っています。

■「ディオゲネスの返答」■


 ちなみに、ぼくの講演のタイトルは「ディオゲネスの返答 ダメ人間(おまえら)はいかに社会の規範からはみ出すか」というもの。

 

 テーマは「ダメ人間(と書いて「おまえら」と読む)」です。まあ、ぼくもダメ人間さにおいては人後に落ちない自信をもっているので、このテーマに関してはまず、第一人者といって良いでしょう。

 

 ダメ人間を扱ったさまざまな文芸作品や漫画、映画、さらには落語なども取り上げて、「はたしてダメ人間に存在価値はあるのか?」と問いつめていきたいと思います。な、なかったらどうしよう。どきどき。

 

 そもそもダメ人間とは何か?という話で、いろいろな定義はあるでしょうが、つまり、社会にとって有用な能力を持っていない人間をダメ人間と呼ぶわけです。

 

 しかし、このあいだの生産性の話ともつながりますが、はたして「社会にとって有用な能力」などというもので人間の価値を測ることがほんとうに正しいのでしょうか? これは、大変疑問なところです。

 

 もし、そういう能力を持っていることが人間の価値であるとするなら、重度の障害をもつ人などは社会にとって無用の人間である、存在する価値がない、ということになってしまいますよね。

 

 それはいかにも間違えた考え方に思えます。結局、人間の値打ちとは、もしそんなものを測れるとしたらの話ですが、どれだけ役に立つかということとはべつのところにあるものなのでしょう。

 

 人間はトンカチやノコギリのような道具とは違うということ。だから、ひとりのダメ人間として、ぼくはどんなダメ人間にも生きている価値はあると思うのです。

■「有用性」を蹴っ飛ばせ!■


 そういう、特別、何かしらの能力に秀でているわけではない人間をも包摂する社会こそが、まっとうな社会というものだと思うし、それができないなら人類なんて滅びてしまったほうが良いのではないか、とすら考えます。

 

 単に「有用性」だとか「生産性」だとかで人間の価値を決めることは、何か決定的に狂っている。あえていうなら、この社会にはダメ人間が必要なのです。

 

 だれもが社会が要求する規範に忠実に生きることしかできないのなら、社会はどんどんとチャップリンの『ライムライト』めいたものになっていくでしょう。

 

 人間は決して道具でも、機械の部品でもないし、そうあるべきでもない。ぼくはそう思いますね。

 

 その意味では、ダメ人間も決してほんとうにダメではないし、あるいは、ダメだとしても胸をはって生きていって良いのです。

 

 まあ、ぼくもちょっと気分が落ち込むと「死のう……。この世はぼくにとって意味のない場所だった」とか思いますけれど、それはやっぱり一時の気の迷いなんですよね。

 

 ダメ人間だからといって死んでいたら、それこそ、この社会をわがもの顔で渡り歩いている連中の思うつぼでしょう。「有用性」なんて概念を思い切り蹴っ飛ばして、どこまでも無用の長物として生きていきたいものです。

 

 ただ、同時にだれかが一定の有用性を発揮するからこそ、無用の人間も生きていけることもたしかで、ここら辺はむずかしい話ではあるのですけれどね……。

■哲学者の存在価値■


 今回、タイトルに挙げたディオゲネスとは古代ギリシャの哲学者で、アレクサンドロス大王が絡む逸話が有名な人物です。ぼくはこの逸話が非常に印象にのこっていて、今回、ある種のダメ人間の代表として取り上げさせていただいたわけです。

 

 歴史に残るくらい偉大な哲学者なんですけれどね。でも、やっぱりダメ人間だよなあ。いや、まあ、哲学者なんて存在自体、有用には程遠い連中なのかもしれないけれど。

 

 そういう人間たちを飼っておくだけの余裕を持っているということが、人間社会の懐の深さというものなのでしょう。見方によってはダメ人間も社会に必要な構成員であるのかもしれないということです。

 

 それでは、オフイベントでお逢いしましょう。楽しみにして待っています!

【関連記事】


 この記事を書いている人:海燕(かいえん)

 

 プロライター。7月30日生まれ。2001年1月1日からウェブサイトをオープン。その後身のブログは1000万PVを記録。その後、ニコニコ動画にて有料ブログ「弱いなら弱いままで。」を開始、数百人の会員を集める。『シン・エヴァンゲリオン劇場版』を見るまでは死ねないと思っている、よくいるアラフォー男子。