
いやいやいやいや、とんでもないことになりましたねー、皆さん。何って、このタイトルの件! OVERDRIVEによる新作ゲーム『MUSICA!』のクラウドファンディングがわずか2時間弱で5000万円を集め! あっさり予定金額を達成したこと!!
何というかもう、凄すぎるんですが、いったいどうなっているんですか? 何、OVERDRIVEってこんなに人気あったの? それとも瀬戸口廉也のシナリオの人気?
『よつばと!』じゃないけれど、「どうなってんだー!」という気分です。いやもう、お前ら、最高だよ。この調子だと1日で1億行くかもしれないね。
制作側としては80日間かけて足りない製作費4000万円を得られればそれで良いという感じだったらしいのですが、実質1時間ちょっとでそれが達成されてしまったという(笑)。いや、ほんと凄いなあ。クラウドファンディングの歴史に残る快挙じゃないかしらん。
OVERDRIVEのbambooさんははたして4000万円を実現してゲームを出せるかどうか、緊張しているとTwitterで書いていましたが、現実にはほとんど一瞬で達成してしまったわけです。もういちどいうけれど、どういうことなの? どうしてこんなことになったの?
まったく君たちはわけがわからないよ。いやまあ、瀬戸口さんの10年ぶりのゲームシナリオ復帰作ということが効いているとは思うのだけれど、ここまでファンがいたとは。
もちろん、コアなファンが一定数いることはわかっていたのだけれど、ゲーム一本開発できてしまうくらいの熱烈なファンがここまでいたとはね。いやはや、もうどんな言葉にしたら良いかわからないです。
まあ、10年前に名作『キラ☆キラ』を出してエロゲ業界から引退した瀬戸口さんが帰ってくる!というだけで往年のエロゲオタ的にはビッグニュースではあるのですが、それにしてもここまで平気で金を出す人たちがたくさんいるとは驚きです。
世の中ってわからないものですね。やっぱりちゃんと良い作品を出してブランディングするって大切なことなんだなあ。何というか、既存のビジネスモデルを問い直されているような気さえします。
いままでのビジネススタイルだと、瀬戸口さんにしろ『キラ☆キラ』にしろ、マイナーメジャーにすら足りない存在としてしか評価されていないと思うのですよね。
でも、じっさいものすごい才能だし、名作なんですよ。それをきちんと評価してお金を出す人間はいっぱいいるということなのですよね。
いやー、ひさしぶりに世の中捨てたものじゃないと思いました。やっぱりただウケを狙えば良いというものではないですよね。
超ダークで超ディープで超ヘヴィな瀬戸口シナリオと『キラ☆キラ』は、実はやっぱりファンにめちゃくちゃ高く評価されたいたということなのでしょう。良い話だ! 素晴らしい!
さて、ぼくは寝ますが、あしたの朝になったらどのくらいの金額になっているだろう。楽しみです。おやすみなさい。

この記事を書いている人:海燕(かいえん)
プロライター。7月30日生まれ。2001年1月1日からウェブサイトをオープン。その後身のブログは1000万PVを記録。その後、ニコニコ動画にて有料ブログ「弱いなら弱いままで。」を開始、数百人の会員を集める。『シン・エヴァンゲリオン劇場版』を見るまでは死ねないと思っている、よくいるアラフォー男子。
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